ヘギイタダニの増殖を許してしまったら?

Posted by marui on 2015年10月31日

この数日、私自身の頭の中がダニに汚染されているようです。今日もダニのお話です。

 

1、ヘギイタダニに強いミツバチもいる。

 

ミツバチの種の中にはヘギイタダニに対し外敵だと感知し、グルーミング行動を起こすミツバチもいます。それが日本ミツバチや

カーニオーラン系の一部のミツバチなどです。あくまで私の勝手な仮説ですが、ヘギイタダニはミツバチの臭いを模擬し同化さ

せることで外敵だと感じさせずに巣房に侵入します。日本ミツバチはその模擬された臭いを嗅ぎわける能力をもつ遺伝子を持っ

たミツバチが長い歴史の中で生き残ったものでは?と、考えます。 (真に受けないでね~!あくまで勝手な仮説です。)

 

2、ヘギイタダニの増殖を許してしまったら?

 

超プロの専業養蜂家さんにしてみれば、それ自体が死活問題ですが、私のように手さぐりで失敗を繰り返す養蜂家は、しばしば

原因究明の試行錯誤中にヘギイタダニの増殖を許してしまいます。時間は待ってくれません。当然被害は深刻です。私の場合

今年の原因は、薬剤耐性ダニの増加だと考えています。

本来、増やさないことが大切ですが、増殖を許してしまった時のときの対処法を後で書き込みたいと思います。

 

3、ヘギイタダニの増殖が起こす蜂群崩壊までのプロセス。

 

以前に書いたようにヘギイタダニは各種の病原ウイルスを持っています。ダニの増加と共にその病原ウイルスを持つミツバチが増

え、口頭摂取を繰り返し蔓延、消化器官内でウイルスが腸上皮細胞を破壊(BQCV)します。腸上皮細胞は他の病原菌を侵入さ

せないためのバリアのようなもの、それが壊されると病原菌の進入と増殖を許し、巣内存在する病原菌による病気を引き起こし、蜂

群は弱群化、そして崩壊へと導きます。(これもあくまで私の勝手な解釈です。)

 

4、ダニを増殖させてしまい、ウイルスを保持したミツバチが増えてしまったら?

(フマギリン)

速やかにダニ駆除をし、増殖を防ぐことが第一。その後起こる病原菌(ノゼマ微胞子虫)の進入などに関しては、海外ではフマギリ

ンという抗生物質が利用されているようですが、私もノゼマの蔓延を起こした数年前、止むに止まれず海外の養蜂業社からの商品

購入にチャレンジしてみましたが、当然のことながら日本で未認可なため購入できませんでした。

その商品がこちらのフマギリン-B (Fumagillin-B)

Fumagillin-B

(ハイブアライブ)

現在、私の知る限り2年ほど前にアリスタ社から日本でも発売されている「ハイブアライブ」というサプリメントだけが、それに対して

有効な手立てだと考えています。(別にアリスタ社の回し者ではありませんよ~。)ハイブアライブ

 

このサプリメントは3種の抗ウイルス、抗菌性の天然素材から出来ています。この成分について書きたいと思います。

 

1つ目は、このサプリの成分の主体であるOcsa Sield(マクロ藻)で、アイルランドの海岸のみで採れる海藻。抗ウイルス性で、抗真菌

性の特性を持ち、商業用家畜(乳牛、豚、牛など)の疾病予防に利用されています。

 

2つ目は、Thymol(チモール)。ジャコウソウなどから得られる香油成分で、殺菌作用がありサロンパスのような刺激臭がある。その刺

激臭がダニの忌避に役立つらしく、(アピライフVAR)などに使用されています。購入を試みましたが、手に入りません。

 

3つ目は、Lemong Grass(レモングラス)。別名コウスイガヤ。これも抗菌性の特性を持ち、この油はミツバチを引き寄せるミツバチの

体にあるNasonov 腺から発せられる誘引フェロモンと構造が酷似し、ポリネーションなどでミツバチの誘引(勘違い)に用いられます。

うちの庭の写真でスンマソ~ン!刈取りが終わった後のレモングラスです。レモングラス

この様なレモン臭のするミツバチのフェロモンに似た誘引フェロモンは昔から商品化され、受粉交配に役立っています。BEE SCENT

この線は、第7腹部の背板にあり、背板を動かしフェロモンを発し、蜜の在り処を教えます。(手書きでスマンスマン、オスマンサンコン)。Nasonov glandそして、それらの成分がウイルスや病原菌に対し働きかけます。

 

(ハイブアライブの使用経験談と使用時に出る死蜂について)

直接噴霧はミツバチの体温を奪うほか、ミツバチを弱らせることもあります。給餌糖液に混ぜて与えるのがいいと思います。給餌時に

ミツバチが騒ぎ飛び込むと体に糖液が触れたミツバチはすぐ死んでしまいます。燻煙で蜂を落ち着かせてから与えた方がいいでし

ょう。口からの摂取がいいのですが、3、で述べたように、ウイルスに汚染され腸上皮細胞が破壊されているミツバチは、チモールな

どの刺激物の影響か餌を吸いこんだ瞬間からもがき苦しみ溺死します。これらのミツバチが無くなるまで使用を続けます。もちろん、

正常な蜂群は一般給餌と変わらず、何の変化もありません。その状態になるまで続けます。

(使用経験は、発売されてから秋と春の年2回で、今回は4回目の投与です。その経験談と、勝手な理由ずけです。)

 

こうして秋季に利用することで越冬期のウイルスの蔓延や、病原菌の進入を抑えることができるのだと思います。

 

海外製品なので日本ミツバチへの実用事例がないとは思いますが、日本ミツバチの気管に寄生する「アカリンダ二」に対しても何ら

かの効果が期待できるような気もしますが?

 

 

One Response to ヘギイタダニの増殖を許してしまったら?

  1. yocchi@okinawa

    ヘギイタダニの増殖を許してしまったら?のwebページの中段「この様なレモン臭のするミツバチのフェロモンに似た誘引フェロモンは昔から商品化され、受粉交配に役立っています」の写真に掲載されているBEE-SCENTですが、購入したいのですがインターネットで調べても購入方法が分かりません。どのように手に入れたのかご教授願えないでしょうか?

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